〜夢叶〜

校則

次の日

えみは学校に遅刻
私は授業中爆睡していた

「昨日楽しかった?」
昼休み まいはにやけな
がら話し掛けてきた
「まぁまぁ楽しかっ
たよ」
「クラブ恐くなかった?」
「んーなんか狂ってた
けど大丈夫だったよ」
「えみはまだ寝てるね」
「私と帰ったあと、また
違うクラブ行ったみたい」
「すごーい、さすが」
「本当さすがよね」
「としろう、HipHopの
イベントでDJやるらしいよ」「としろうもやるね、
てか学校来てないね」
「なんかリハーサル行くとか
メールきたよ」
「出席日数また今年も
やばいんじゃないの」
「だよね、去年もやば
かったし。あ、てか今日
風紀だよ」
「そっか!眉毛書かな
きゃ」
「えみが1番ヤバメよね」
「まぁ、えみは全てが
違反だからねー・・」

当の本人は口が半開きで
よだれをだしながら
爆睡している

「風紀の存在さえ
分かってないのかもね」
「だろうね、はは」

風紀検査の時間になると
私とまい、えみ以外の
人は全員見ずに合格で
私達は立たされていた

「安藤百合、高田麻衣
、中野恵美…と。
後、石塚俊郎は休みか」
担任と生活指導の教師は
プリントに何か書き込
んでいる

「で、なんでうちらを
呼び出すわけ?」
えみは怪訝そうな顔で
睨んでいる
「中野、お前なぁ1番
違反してんだよ」
「は?違反とかして
ねーし」
「周りをみてみろ、
黒髪で眉毛もそらずに
規則守ってんじゃねーか」「だから?」
「中野、お前のせいで
学校のイメージが
崩れるんだよ」
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