~君という光~

透馬の家にて

「おじゃまします。」
あたしがそういうと、透馬の母が
「まぁ、きいなちゃん、いらっしゃい。」
そういってにっこりと笑った。

あたしは透馬と透馬の部屋に向かった。
「あたしはどこで寝ればいいの?」
そう聞いた。
「え?ここだけど。」
「ベッド1つしかないじゃん。」
「1つで十分でしょ。」
「え……。」
「ヤなのか!?」
「とっても嬉しいです。」
今日と明日、あたしは透馬と1つのベッドで寝るらしいです。
何もされないように気を付けなければ。

「さぁ、きいな。リビングに行こう。」
そういってあたしたちはリビングに向かった。
はずなのに、透馬が向かった場所は和室だった。

そこには透馬のお母さんもいる。
そして、お父さんもいる。

「え?」
そう首をかしげているあたしに透馬は
「ここに座って」っといった。
あたしのテーブルを挟んだ目の前には透馬のお父さん。
そしてあたしの隣にいる透馬のテーブルのはさんだ目の前にいるのは透馬のお母さんだ。

今、ここで会議が始まろうとしている。
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