わたしは、鈴宮音羽。

生まれたときから、音に導かれるように、生きていた。

わたしはただ音に選ばれたかった。

たくさん流れた涙は、優しい音となり、誰かの心に届いたらって…

歌手になるという夢が、いつか…小さな羽が大きな翼となり、羽ばたいていけたらいいのにって。

わたしの翼はまだ飛べるだろうか?