「こんばんは」

校門の前まで行くと、マフラを巻いた背の高い青年が私に笑いかけた。

「こんばんは」

私も言葉を返す。

不眠症の私が、彼氏のいるベッドの中から抜け出して訪れるのは、深夜の小学校。

いつも、私はそこで出会う青年の言葉に癒される。





BeeTV Berry's Cafe 短編コンテスト企画第2弾「タブー~秘密の恋~」

<テーマ>「彼氏がいるのに母校に行って…」

13'1.8完結

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TABOO  母校  密会  不眠症