彼女の彼に対する細やかな気付きや愛情が微笑ましいです。無口な彼は余計な言葉は言わないけれど、その触れる手は優しい愛情をしっかり伝えています。お互いの気持ちをきちんと汲み取りあっている様が素敵で、読後は甘くホッコリした気分でいっぱいになります。ちょっと幸せな気分になりたい時にオススメです。

びっくりするぐらいほんわかしたバカッポーの閨話。恋人同士の夜のお話なのに、読後は温かい気持ちになります。幸せな気分になりたい時にぜひ。個人的には裸足厳禁、靴下要着用の話が大好きです。

セピア色のお洒落な短編映画のようなお話。直接的な情事など何もないのに、すごく色っぽい。彼女の卒業後の二人の未来は、わからないけれど、後は、想像で楽しむことにしましょう。

この作品の主題を一言で言うなら、「好きすぎてたまらない」です。不器用なまでにまっすぐでアツく、そのくせ酷く寂しがりな元ヤン、走り屋の彼と、一見華奢でお洒落なＯＬさんなのに、彼の怒涛の愛情をガッツリ受け止めちゃう彼女との本能丸出しアラサーの恋愛模様、ハマります。あと、かの華々しい時代に青春を謳歌した方に馴染み深い車が続々登場するのも、ワクワクします。あの頃は、運転しない女子も車種とか結構知ってたなーなんて懐かしくなりました。

必要最低限の言葉のみで表現する夫、空回り気味に言葉を乱射する妻。それでも、そこに含まれる相手への気遣いはお互いに届いて、上手くラリーができている素敵な夫婦。この気持ちはなくしちゃいけません。読後は、思わずニンマリ。幸せな気持ちになります。