クールで真面目なヒロインと、同じくクールに仕事をこなす課長。
職場では似た者同士の2人が(しかも仕事以外の話もしないのに)どうやって恋愛に発展していくのか検討もつかなくて、続きが気になって仕方ない、というのが読み始めの印象でした。
次第にヒロインの過去が明らかになる場面では、過酷すぎる彼女の境遇に読み進めるのが辛くなってしまいそうでしたが、課長が彼女の全てを受け入れようとあり続けた姿がとても素敵で、読み進めることができました。
ヒロインと課長の2人の視点で、交互に描かれているのも、2人の想いがよくわかり、読み易い作品でした。
ハッピーエンドだったので読後感も良く、とても感動できる素敵な作品だと思います。
王子様なんて現実にはいない…誰も私のことなんて迎えに来てくれない…と思いつつも、こっそり自分だけの王子様を待ち焦がれている方にぜひ読んでいただきたいです(*^^*)