やっぱり、好きだ。
縺れる日々
 



 
 大学に入って半年、すっかり環境にも慣れた。

 青山翔太。19歳。

 青春ってやつを謳歌しまくっている。

 周りに流されまくっている。

 大学でもそこそこモテ、いつもツルむ仲間もそれなりにモテる。そしてチャラい。

 もれなく俺もチャラくなった。

 女とヤりたいさかりの俺たちは、サヤ子が泣いて「やめて」と言っても色んな女とヤりまくっていた。

 それでもサヤ子は俺の事が大好きらしく、俺の傍を離れようとしなかった。

 何しても大丈夫。サヤ子は俺から離れない。

 この時の俺は世界で1番バカで最低だった。
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