やっぱり、好きだ。
バカな俺はいつもサヤ子と一緒にいる千佳というカワイイ子が気になってしまう。
好きとかではなく、ただヤりたかったのだ。
そして手を出した。
千佳も前から俺の事が気になってたらしく、アッサリ抱かれた。
暫くして俺と千佳との事がサヤ子の耳に入った。
その日から、サヤ子は俺の近くに来なくなった。友達とまで関係を持った俺に腹を立てたのだろう。
でも、時間が経てば戻ってくると思っていた。
だから、特に自分から連絡を取ろうとしなかった。
1週間経っても、サヤ子は俺に近寄ろうとしい。
それでも相変わらず俺は女遊びを続けていた。
サヤ子はどうしているだろう。
同じ大学でも、学部が違うとなかなか会わない。
サヤ子が気になり、会う口実を探す。
会う事に理由が必要になるとは・・・。
考えた結果、数少ない2人の共通科目である英語の授業のノートを貸してもらおうと思い付き、 早速メールを送ってみる。
いつもは俺のチャラい仲間で外国語学部で英語学科の森田に借りているから「森田くんに借りればいいじゃない」とか言われるかもなぁとも思ったが、 サークルの部室にノートを持ってくると返信が来た。