季節は私を必要にしないかのように静かに移り変わった　 　夏は私を高い空の上からあざ笑った 　私は、いつまで笑われ続けたら良いのか　 　淋しい秋は私にはまだ早すぎる

『ちっぽけな幸せを君に』

死後の世界 天国 地獄 色々な説がある ではこんな死後の世界はいかがですか？ 悪くないかも――

これは、ある一人の少女と家族が体験したお話です。 そうですね、その少女のことをA子さんと名付けましょう。 とある快晴に、A子さんは両親と三人である一軒家に引っ越しました。見た目は新しいですが改築した築60年の家でしたので父親は安く買い取れたようです。 A子さんは広い一人部屋を喜んでいました。狭いアパート暮らしだったのでよほどうれしかったのでしょう。 しかし、A子さんはこの家で恐ろしい思いをするとは知りませんでした。 「ママ、パパ、前の部屋よりも広くて嬉しい！」 引っ越してから数日後の夜になりました。 A子さんは布団の中で何度も寝返りをうち、新しい家での生活に胸いっぱいになり眠れていませんでした。しかし...。 ガリッ......ガリッ......ガリッ......ガリッ...... 「ッ!!」 真夜中の家の中に、何かが引っ掻いている音が聞こえてきました。 A子さんは、無意識にその音が不気味に思い、耳を両手で塞いで、目を強く瞑って、早く朝になれと願いました。 朝になりました。 まだ覚醒できていない状態で朝食を摂っていると昨夜の引っ掻き音を両親に相談してみましたが。 「そんな音聞こえなかったわよ。」 驚いた表情で母を見ました。鼠が入り込んだのだろうと父は言ったが、そんなはずはないと思いました。 なぜだかわからないが鼠が引っ掻いているような音ではないと...。

　---君はまるで蜃気楼のようだ 　 　「死にたい」 　君はいつもそういってたね 　そして君は蜃気楼のように 　消えてったんだ。 　これは昔のお話 　五十嵐　立夏（ｲｶﾞﾗｼ　ﾘﾂｶ） 　はかなく消えた蜃気楼 　× 　落合　春斗（ｵﾁｱｲ　ﾊﾙﾄ） 　蜃気楼に恋した道化師 　 　---2012．5．12 　この作品は自傷行為等が 　含まれる可能性がありますので 　苦手な方はUターンお願いします

１５歳の男子中学生の突然の死 　　　 霊となって辿り着いたその先は 　　　　　　　　 　「血の楽園」 生き返りを賭けた　 　死後の世界での殺し合いが 　　　 少年の運命を狂わせる

友情 夢 恋 過去 未来 その全てに裏切られながらも、大切ななにかを探したある男の話 西条　麗（サイジョウ　ウルハ）22歳～24歳 　ルックスは良いが奥手で恋愛経験に乏しい。大学時代に付き合っていた彼女に振られ、さみしさを紛らわせるため、キャバクラと風俗にどっぷりとつかる。 あやこ　22歳～24歳 　ある日うるはが偶然訪れたキャバクラの従業員。プロのダンサーになることが夢。 　スクールと生活費を稼ぐために水商売を始める。 綾瀬　夏子（アヤセ　ナツコ）21歳 　居酒屋カシマの従業員。看護学校に通っているが将来のことで悩んでいる。