私山本ゆりは、フィギュアスケート選手である。 私には、8歳の頃から同じクラブで練習を共にしてきた幼馴染がいた。 彼の名前は、五十嵐舞斗。 オリンピック2連覇するなど、国内で彼の名前を知らない人は、いない程有名な選手だ。 8歳の頃からずっと側にいた彼だったが、 彼がオリンピックで優勝し、女性たちにモテるようになってから次々と女性と遊ぶようになってしまった。 そんな彼を見て、 わたしは、一生友達として彼と一緒にいようと心に誓った私だったが、 「ゆりと一緒にいると楽しいよ。ゆりといると自然と笑顔になれる。」 彼は、こんな風に私に思わせるぶりな言葉をかけてくる。 そんな誰にでも優しい言葉をかける彼の本当の気持ちとは？ 彼の秘密を知ったとき、謎が解けることとなる。 彼の本当の気持ちとは？ 彼の隠している過去とは？ 彼も知らなかった真相とは？

二歳年下の幼馴染、葵君。 　　　　　　　　　　 年下の可愛い男の子だったのに。 手の届かないみんなの王子様になってしまった。 「僕、沙羅さんって呼びたいです」 葵君にとって私はまだ幼馴染ですか？　少しは特別ですか？ フィギュアスケート界期待の星の美少年、あだ名は「王子」 羽田 葵 × 葵の幼馴染で二歳年上の元ピアニスト志望今は普通の女子高生 日向 沙羅 　　　　　　　　　　　　　 私は葵君とは住む世界が違う。 だから、この想いは……。 それでも、私はお姫様じゃないけど、あなたのそばにいたい。 葵君はまだあのゆびきりを覚えていますか？ 「日向先輩の唇って柔らかいんですね」 「相合い傘ってなんだか秘密っぽくてよくないですか？」 　　　　　　　　　　　　　　　 「沙羅さんはいつだって僕の支えなんだよ！」 ♡切ない切ない両片想い♡