「須藤くんと付き合ってることにするから！」 『…………人生の汚点……』 「…なっ、ひど！！！」 『…お前のこと、女子として見たことないから。』 分かってた。期待なんてしちゃいけないこと。 絶対に手の届かない存在だって、思ってたのに。 『……ふはっ』 『……っ…まあ、、いいよ』 どうしてそんなに優しい目で笑いかけてくるの。 どうしてそんなに顔が赤いの。 きっと自分で思ってるよりも、期待してたんだ。 ちょっとはきみの特別になれたんじゃないかって自惚れてた。 『だめだよ。俺、羽ばたくんだもん。』 きみに振られてから4ヶ月。 会えなくなってから3ヶ月。 神さまは、どうして、 あの人のことを諦めさせてくれないの。 クールでシャイな毒舌男子 須藤 天琉 （Sudou Teru） × 超絶ポジディブな破天荒女子 流井 沙樹 （Arai Saki）

好き過ぎて一定の距離をずっと保っていた伯爵が 巷で有名な悪女に騙されそうになったので、 慌てて警告しに行ったら、 わかりにくい告白をしていると勘違いされて、 よく分からないままに食べられる話。

「私と、結婚だけ、して貰えませんか？」 お見合い相手から 結婚の申し込みを頂いたけれど 『この結婚に愛は求めるな』 そう言われてるみたい 結婚に憧れや興味があるわけでもなく 家族の愛ですら、よく分からないのに だから、 『法的な妻』の座にいてくれればいい そういうことなら、お安い御用よ ♢　♢　♢ 「シャワーをしてる時の音を録音させて下さい」 「え？」 ＊ 「今から服を脱ぐので そのフープの中から動かずに見てて下さい」 「は？」 俺の妻は、時々… いや、常に言動がおかしい 恋愛結婚ではないから 甘い生活を期待していたわけではないが それでも、結婚したからには それなりに歩み寄れるものだと思っていた ＊ 「私がそんなにも疎ましいですか？」 「……え？」 「いつもそうやって…」 女性社員には笑顔を見せるのに 私にはいつも怪訝そうに眉根を寄せる ６歳も離れてるから 子供に見えるのかもしれないけれど 私はこのまま… ♢　♢　♢ 大手出版会社の社長令嬢 （ちょっと変わった）箱入り娘 ぶっとんだ性格が玉に瑕 実は、大人気の絵師 淪　胡桃　（２５） Kurumi Sazanami × 新進気鋭のゲームアプリ会社の社長 仕事はできるが、 無愛想で不器用な性格 淪　士門　（３1） Shimon Sazanami ♢　♢　♢ 恋愛をすっ飛ばして結婚した二人の ラブダンジョン攻略を ちょっと覘いてみませんか？ 表紙公開　2024.05.05. 連載開始　2024.05.09. 連載完結　2024.06.21. copyright（C）蓮条