極上ショコラ【短】
「しっかり立ってろよ」


今にも床に吸い込まれてしまいそうだったあたしに落とされたのは、サディスティックな面が表れた意地悪な要求。


もう無理だと首を横に振り掛けた瞬間、ショーツが横にずらされて…


「やぁっ……っ!」


熱を持った篠原自身が、奥深くまで一気に埋め込まれた。


「っ、ぁ……?」


声にならない声が唇から漏れた後、たったの一突きで高みに押し上げられたのだと気付いた。


さっきまでよりも大きく震えている足には、もう力は入っていないのに…


片足を上げさせたあたしの体を抱えるようにしている篠原が、崩れ落ちる事を許さなかった。


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