祈りのいらない世界で〜幼なじみの5人〜【実話】
「仕方ねぇ。式終わるまで屋上にでもいるか」
「そうね。式典終わる時間になったら教室に戻ればいいわよね」
5人は先生達に見つからないように静かに屋上へと向かった。
屋上には青く澄んだ空が一面に広がっている。
両腕を広げて空を見上げると、空に吸い込まれてしまいそうだと思った。
5人がフェンスに寄りかかり並んで座ると、カゼは空に顔を向けて寝そべる。
キヨはあぐらを掻くイノリの足の間に座ると、空を見上げた。
「ここから見る景色も今日で最後なんだよね。私達東京に行っちゃうし」
「また帰って来た時来ればいいだろ。夜ならバレねぇよ」
「夜と言えばさ、夏休みにみんなで夜の屋上にいて騒いでたら、先生に見つかって追い掛けられたよね。ハラハラしたけど楽しかったなぁ……」
キヨは高校生活を振り返った。
高校生活もいつも5人で過ごしていた。
そしてこれからも5人で新しい生活を送っていく。
だから何も寂しくないはずなのにキヨは寂しくて仕方なかった。
高校3年間で出来た思い出はこの場所にあって
卒業するという事は当たり前のように過ごしていたこの場所に来れなくなるという事。
思い出がたくさん刻まれた場所との別れが悲しかった。
「そうね。式典終わる時間になったら教室に戻ればいいわよね」
5人は先生達に見つからないように静かに屋上へと向かった。
屋上には青く澄んだ空が一面に広がっている。
両腕を広げて空を見上げると、空に吸い込まれてしまいそうだと思った。
5人がフェンスに寄りかかり並んで座ると、カゼは空に顔を向けて寝そべる。
キヨはあぐらを掻くイノリの足の間に座ると、空を見上げた。
「ここから見る景色も今日で最後なんだよね。私達東京に行っちゃうし」
「また帰って来た時来ればいいだろ。夜ならバレねぇよ」
「夜と言えばさ、夏休みにみんなで夜の屋上にいて騒いでたら、先生に見つかって追い掛けられたよね。ハラハラしたけど楽しかったなぁ……」
キヨは高校生活を振り返った。
高校生活もいつも5人で過ごしていた。
そしてこれからも5人で新しい生活を送っていく。
だから何も寂しくないはずなのにキヨは寂しくて仕方なかった。
高校3年間で出来た思い出はこの場所にあって
卒業するという事は当たり前のように過ごしていたこの場所に来れなくなるという事。
思い出がたくさん刻まれた場所との別れが悲しかった。