祈りのいらない世界で〜幼なじみの5人〜【実話】
「それよりどうする?あいつらにバレないように役場行けるのか?」


「そうだね、どうしよっか。…てか今日のバーベキューの時、お兄さんに会えないかな?」


「あーどうだろう。カゼと兄貴が一緒にいる所見た事ないし、バーベキューの時いないんじゃね?」




キヨとイノリが悩み始めると、2人の元にケンがやってきた。





「キヨがいないと思ったらやっぱりここだった」

「おい、不法侵入で訴えるぞ」

「ちゃんと祭ちゃんの許可取ったもんね!それよりキヨ、俺んち来ない?母さんがキヨに会いたいって」




キヨが答える前にケンはキヨを引き摺って歩き始めた。

その後をイノリがついて歩く。




「イノリは来るな!キヨだけでいいんだよ」

「うっせぇ、黙ってろ」

「何でイノリはいっつもキヨの後を金魚のフンみたいについてまわるんだよ!!」

「知るか。癖だ」




3人は騒ぎながらケンの家へと入った。





「あれ、ケンのおばちゃんいないじゃない」

「えへ、あれ口実。キヨと2人になりたかったんだよ」



ケンがそう呟くと、イノリはケンの腰に蹴りを入れた。




「ついてきて正確だったな」

「イノリはすぐケンに乱暴しないの」




腰を押さえて悶絶するケンを気にする事なく、2人はケンの部屋に足を運ぶ。


すると、既にカゼとカンナが座っていた。
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