私達は机の落書きから始まった。
 
 
「猛~!私も引っかかっちゃった~」
 
 
最悪だ…
 
 
猛の彼女も残り組。
 
 
気まづいでしょ…
 
 
それに…
 
 
元彼のイチャついてんのなんて、見たいわけない。
 
 
隅っこで、更に気配を消す。
 
 
早く終われ…
 
 
説教でも何でもいいから~…
 
 
とりあえず、この場から逃げ出したい。
 
 
うずくまっていると、
 
 
「おい!遼平、早く直しとけって。
石田に捕まるとめんどいぞ!」
 
 
「俺はこれでいいんだって。」
 
 
遼平?
 
 
パッと顔を上げると、いつも通り、着崩した制服で、耳にはいくつものピアスが光っている、遼平の姿が。
 
 
「長谷!お前は~、なんだその格好‼」
 
 
石田の声が更に大きくなる。
 
 
「先生!
これが、俺のポリシーなんすよ」
 
 
なんて、わけのわからない事を言う遼平に、石田先生は、
 
 
「はぁ…、お前は…」
 
 
バシッと頭を軽く殴られていた。
 
 
 
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