私達は机の落書きから始まった。
 
 
「いってぇ~~」
 
 
頭を抑えながら、私の方に近寄ってきて
 
 
当然のように、横に座った。
 
 
「菜々ちゃんも残り組だったんだ。
俺も捕まっちった。」
 
 
そう、おどけてみせていたけど、
 
 
きっと、わざとだ。
 
 
だって、そんなの直せば通れたのに、わざわざ残り組に入るなんて…
 
 
 
「当たり前だよ!
ピアスくらい取ればよかったのに。」
 
 
でも、私は気付かないフリをした。
 
 
「これが、俺のポリシーなの!
ってのは、冗談だけど…
 
菜々ちゃんが見えたからさ。」
 
 
ほら、
 
 
遼平はサラッと言ってくれる。
 
 
遼平の口から聞きたかったなんて…
 
 
ずるい女かな?
 
 
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