私達は机の落書きから始まった。
乱れた制服を直して、遼平の隣に座った。
「ごめん……菜々ちゃん傷付けた。」
「大丈夫だよ。
傷付いてなんてないから。」
傷付いてなんてないよ。
遼平がこんな風になった詳しい原因は、分からないけど、なんとなく分かる。
好きな人が誰を想ってるかくらい…
「見ちまったんだ…
舞と、俺のダチが一緒にいるとこを。
なんとなく気付いてたんだけど…
いざ、見ると 思ったより凹むんだな。
やっぱり、俺って女々しい奴だ。」
やっぱり、舞ちゃんの事。
遼平の友達と付き合ってるんだ…
「女々しくないよ。
人を好きな気持ちは無理に消す事ないとおもうし、遼平は自分の気持ちに正直な人なだけだよ。
舞ちゃんの事、本当に好きだったんだね…」