私達は机の落書きから始まった。
 
 
「菜々ちゃん、ありがと。
 
俺、あいつしかなかったんだ。
 
あいつしか……
 
でも、もう終わっちまったんだよな。」
 
 
遼平の弱々しい声を聞くのが辛くて、座っていた遼平を上から抱きしめた。
 
 
「……」
 
 
何て言ってあげたら、少しでも遼平が楽になるか考えたけど、思い付かなくて
 
 
強く抱き締めるしかなかった。
 
 
 
 
 
 
 
 
遼平は、舞ちゃんの事がまだ好きなんだ。
 
 
 
そう、確信した日に、私は初めて遼平と一つになった。
 
 
 
それでもいいと思った…
 
 
 
遼平が誰を好きでも、離れたくないと…
 
 
 
たとえ、これから、どんなに傷付こうとも…
 
 
 
誰よりも傍に………
 
 
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