私達は机の落書きから始まった。
学園祭も終わると、校内は何もなかったかのように、日常に戻る。
夢だったんじゃない とも思える。
少し肌寒くなってきて、カーディガンに腕を通した。
衣替えも済んで、冬支度だ。
いつもの屋上も、少し居辛くなってしまった。
「菜々ちゃん、寒くない?」
「ん? 寒くないって言ったら嘘になるよ。」
「だよな。あの教室に行こうか?」
私達は、屋上を後にして、あの教室へ移動した。