私達は机の落書きから始まった。
ガタッ
私は一番後ろの窓際の席に座り、遼平は、その前に座った。
「遼平もいつもここに座ってるの?」
「うん。眠たくなんだよな、この席」
「分かる!私も寝ちゃう」
「受験生が寝てんなよ」
そんな話をしていると、あっという間に時間は過ぎていく。
窓から差し込む夕日が 教室内を紅く染める。
私達は、特に何かするわけでもなく、何か話すわけでもなく、紅く染まった教室を ただ眺めていた。