私達は机の落書きから始まった。
「卒業、おめでとう。
皆ばらばらになるが……」
教壇に担任が目を潤ませながら、最後のHR。
周りを見ると、泣いてる人もいる。
私も何度か泣きそうにはなったが、泣かなかった。
「菜々、一緒に帰る?」
優里が卒業証書を持って待っていた。
「ん~……
ちょっと寄りたいとこあるから、先帰ってて」
「わかった。
またメールするね。」
「うん。バイバイ」
優里と皆に別れを告げると、教室を出た。
向かった先は…