私達は机の落書きから始まった。
 
 
黙っていると、友美が何かを察したように、ニコッと笑って
 
 
「なぁ~んだ。
菜々ちゃんの片想いなんだぁ。
可愛い~。」
 
 
それから、
 
 
「だったら…
 
私がもらっちゃってもいいよね?」
 
 
人形のような可愛い顔でニコッと笑った。
 
 
可愛いはずなのに、背筋がゾクッとした。
 
 
それを聞いていた竜っちゃんは、顔を引き攣らせて
 
 
「……何言ってんだよ」
 
 
「やっだぁ~。
冗談だよ!」
 
 
友美はそう言っていたけど、やっぱり冗談には聞こえなくて、胸の中がざわついていた。
 
 
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