私達は机の落書きから始まった。
「経済学部の長谷遼平っす。
楽しみたいんで、よろしく…」
シンプルな自己紹介だったけど、遼平っぽくて笑ってしまった。
「あ!あの子可愛い。
私のタイプかも~」
遼平が言い終わった後に、彰の横に座っていた、友美が少し頬を染めていた。
あの子って…遼平のこと?
「あぁ、遼平?
遼平はダメだよ。
菜々のだから!」
私の横にいた優里が友美に念押ししてくれた。
でも、友美は動じた様子はなく、
「えぇ~、菜々ちゃんのなの~?
彼氏とかぁ?」
彼氏…
遼平は私の大切な人。
でも、彼氏じゃないし、遼平がどう思ってるのか分からない。