私達は机の落書きから始まった。
 
 
「経済学部の長谷遼平っす。
楽しみたいんで、よろしく…」
 
 
シンプルな自己紹介だったけど、遼平っぽくて笑ってしまった。
 
 
「あ!あの子可愛い。
 
私のタイプかも~」
 
 
遼平が言い終わった後に、彰の横に座っていた、友美が少し頬を染めていた。
 
 
あの子って…遼平のこと?
 
 
「あぁ、遼平?
 
遼平はダメだよ。
 
菜々のだから!」
 
 
私の横にいた優里が友美に念押ししてくれた。
 
 
でも、友美は動じた様子はなく、
 
 
「えぇ~、菜々ちゃんのなの~?
彼氏とかぁ?」
 
 
彼氏…
 
 
遼平は私の大切な人。
 
 
でも、彼氏じゃないし、遼平がどう思ってるのか分からない。
 
 
< 256 / 400 >

この作品をシェア

pagetop