私達は机の落書きから始まった。
 
 
「長くて綺麗な髪で、ちょっとした事で顔が赤くなったり、すぐに分かるような嘘をつく……子、かな?」
 
 
え?
 
 
顔を上げると、少し前を歩く遼平と目が会った。
 
 
「何それ~?
 
でも、それって私に似てるかも」
 
 
更に遼平にくっつく友美。
 
 
友美にも似てるんだ……
 
 
一瞬、私の事かと思ってしまった。
 
 
そう思いたいだけかもしれないけど。
 
 
実際、そういう人っていっぱいいるしね。
 
 
体育館に着くまで、友美が遼平を離すことはなかった。
 
 
 
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