スイートホーム
別れた当初はかなりヘコんでいたハズなのに、いつの間にやら彼への未練はキレイさっぱり消え失せていて、復縁したいという気持ちなど、微塵も残っていなかった事に。
そして何故か私の脳裏には、優さんではない、他の男性のシルエットがほんの一瞬浮かんで消えた。
光の速さだったので、その正体を掴む事はできなかったのだけれど。
でも、どこの誰かも、何故突然現れたのかも分からないそのイメージに、私はとても勇気付けられ、胸の奥底から温かい気持ちがじんわりと込み上げて来た。
「そうよね。彼女の友達に誘惑されてよろめいちゃうような、節操の無い男とやり直す必要なんかなし!」
私が自分の世界に浸っている間に麻美が話のまとめに入った。
「でも、万が一ってこともあるからさ。一応彩希に報告だけはしておこうって、加奈と話し合ったんだよね」
「うん。だけど今となっては、かなり大きなお世話だったね」
「……え?う、ううん。そんな事ないよ!」
そんな二人のやりとりにハッと我に返り、私は慌てて返答する。
「今の自分の気持ちをはっきりと認識する事ができたし」
優さんとの恋を、きちんと過去のものとして捉えられるようになったし。
「こういう場を設けてくれて、心から感謝するよ。二人とも、本当にありがとう」
そして何故か私の脳裏には、優さんではない、他の男性のシルエットがほんの一瞬浮かんで消えた。
光の速さだったので、その正体を掴む事はできなかったのだけれど。
でも、どこの誰かも、何故突然現れたのかも分からないそのイメージに、私はとても勇気付けられ、胸の奥底から温かい気持ちがじんわりと込み上げて来た。
「そうよね。彼女の友達に誘惑されてよろめいちゃうような、節操の無い男とやり直す必要なんかなし!」
私が自分の世界に浸っている間に麻美が話のまとめに入った。
「でも、万が一ってこともあるからさ。一応彩希に報告だけはしておこうって、加奈と話し合ったんだよね」
「うん。だけど今となっては、かなり大きなお世話だったね」
「……え?う、ううん。そんな事ないよ!」
そんな二人のやりとりにハッと我に返り、私は慌てて返答する。
「今の自分の気持ちをはっきりと認識する事ができたし」
優さんとの恋を、きちんと過去のものとして捉えられるようになったし。
「こういう場を設けてくれて、心から感謝するよ。二人とも、本当にありがとう」