スイートホーム
「でもある日『私もう30なんですけど!いつまで待たせるつもり!?』ってキレられてさ。結局その勢いのまま、逆プロポーズされちまった」
口調は嘆いているようであったけれど、でも加賀屋さんの表情はとても満ち足りていて幸せそうだった。
そんなこんなで加賀屋さんには愛しい彼女さんがいて、私の事をそういう対象でなんかこれっぽっちも見ていないだろうし、私もパートナーが居ると分かった時点でその人は恋愛対象から外れるから、あくまでも職場の仲間という関係性である。
加賀屋さんだけでなく、他の入居者の部屋にも女性が訪ねて来ているのをちょこちょこ見かけるし、食堂でデートの予定なんか話していたりするから、ほぼ全員彼女持ちなんだと思う。
…小太刀さんはそういう会話には全く参加していないけど。
でも、ただ単に周りに自分の恋愛事情を明かす必要はないと判断しているだけかもしれないので、実際に恋人がいるのかどうかは今のところ不明。
とにかく私は皆さんの眼中にはないようだ。
昔気まぐれに読んだティーン向けのマンガやケータイ小説みたいに、何らかの事情で複数の男性の中に主人公が紅一点で紛れ込み、当人はそんなつもり全然ないのに何故だか周りが次々に主人公に夢中になってしまって、気が付いたら逆ハーレム状態、なんてこと、現実ではそうそう起こる訳ないよね。
あの梨華でさえ出会う人すべてを魅了していた訳じゃないし。
口調は嘆いているようであったけれど、でも加賀屋さんの表情はとても満ち足りていて幸せそうだった。
そんなこんなで加賀屋さんには愛しい彼女さんがいて、私の事をそういう対象でなんかこれっぽっちも見ていないだろうし、私もパートナーが居ると分かった時点でその人は恋愛対象から外れるから、あくまでも職場の仲間という関係性である。
加賀屋さんだけでなく、他の入居者の部屋にも女性が訪ねて来ているのをちょこちょこ見かけるし、食堂でデートの予定なんか話していたりするから、ほぼ全員彼女持ちなんだと思う。
…小太刀さんはそういう会話には全く参加していないけど。
でも、ただ単に周りに自分の恋愛事情を明かす必要はないと判断しているだけかもしれないので、実際に恋人がいるのかどうかは今のところ不明。
とにかく私は皆さんの眼中にはないようだ。
昔気まぐれに読んだティーン向けのマンガやケータイ小説みたいに、何らかの事情で複数の男性の中に主人公が紅一点で紛れ込み、当人はそんなつもり全然ないのに何故だか周りが次々に主人公に夢中になってしまって、気が付いたら逆ハーレム状態、なんてこと、現実ではそうそう起こる訳ないよね。
あの梨華でさえ出会う人すべてを魅了していた訳じゃないし。