憎悪と、懺悔と、恋慕。
 
 
 何も出来ないまま、仕舞いに泣き疲れて眠ってしまったオカンを抱き上げて、オカンの寝室に連れて行った。

 オカンをベッドに寝かし、自室に戻る。

 ・・・早川さんに電話しなきゃ。

 もう遅いしメールにしようか。

 携帯を手に取り画面をタッチすると、早川さんからのメールが受信されていた。

 メールを開き、その文面を見て固まる。

 〔やっぱり、ワタシたちは付き合うべきじゃないと思います。 木崎センパイの事を、簡単に諦めたわけじゃないですよ。 ワタシは、木崎センパイのお母さんに死んで欲しくないんです。 ワタシさえいなければ、木崎センパイのお母さんの心も落ち着くはずです。 
 木崎センパイにも、木崎センパイのお母さんにも、ちゃんと会って謝れなくてごめんなさい。 もう、会いません。 
 色々すいませんでした。 ありがとうございました。 大学で素敵な彼女、作ってくださいね。 ばいばい。 木崎センパイ〕

 なんでこうなってしまうのだろう。

 オレは早川さんに、もう会えないの??
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