憎悪と、懺悔と、恋慕。
 

 リビングに通されると、早川さんのお父さんがあったかいコーヒーを淹れてくれた。

 正直、まだまだ外は寒かったので、めっさありがたい。

 ソファーに座り、遠慮なくコーヒーを頂く。

 美味いなー。 あったまるなー。

 「木崎くんの話、聞かせてもらってもいいかな??」

 早川さんのお父さんが、オレの正面に座った。

 「・・・はい」

 オレのオカンの事。 早川さんとの事。

 包み隠さず話した。

 早川さんのお父さんは、真剣に耳を傾けてくれた。

 早川さんのお父さんに縋りたかった。

 助けて欲しかった。

 早川さんのお父さんは、一通りオレの話を聞くと、

 「いくら頭が良くっても、木崎くんもやっぱりまだ子どもなんだねぇ」

 と言いながら『ふふふ』と笑った。

 ・・・なんか微妙に馬鹿にされている様な・・・。

 でも何でか嫌な気分にはならなかった。
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