憎悪と、懺悔と、恋慕。
しぶしぶその写真を島田さんに送る莉子。
「・・・・・・」
そして、携帯を見ながら苦笑い。
「どーした??」
そんな莉子を覗き込む。
「あ、イヤ。 沙希から速攻で返事来たんですけど・・・。 ワタシ、お正月に木崎センパ・・・湊のお守りを買った神社で沙希の縁結びのお守りも買ったんですよ。 で、沙希も地元の神社で縁結びのお守り買ってくれて、お互いのヤツを交換したんですね。 ・・・で、見ますか??」
恥ずかしがりながらオレを湊と呼んでくれた莉子が、携帯の画面をオレに見せた。