ヤマアラシと白ウサギ
僕もウサギならよかった。

そうしたら。

傷ついた君にピタリと寄り添って、不安を打ち消してあげることだってできたのに。

僕は。

無防備に僕を信じてくれた君の心さえも、危めてしまったんだね。

こんなにも君が大切なのに。

僕は・・僕は・・なんて無力なんだろう。


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