学園王子様は、俺様です。
「おはようございます、朱里様」
亀山さんが完璧な笑顔であいさつする。
「おっ…おはよう…ございますっ」
走ってきたからか息が上がり、うまく話せない。
車のドアを開けてくれて、中に入ると…
「おはよ。
…ま、急いだ方じゃん」
…北村くんが、座っていた。
「お、おはよぅ…」
なぜだか今日は北村くんの顔が見れず、目が合う前に逸らしてしまった。
そして、はじっこに座ったんだけど…
「…なんのつもりだよ。
お前は、ココって決まってんの」
北村くんは、グイッとあたしを引っ張り隣に座らせた。
…っっ!
__ドキンッ
な、なんでこんなに…心臓がうるさいんだろう。
今更、北村くんに緊張してるのかな…。