甘い心はあなた一色




「んん……」



あれ、あたし寝ちゃって?



目を開けるとなぜかあたしは見慣れないベッドの上にいて。



あれ、ここどこだっけ。



「あ、起きた?」



ガチャリと扉が開いて、入ってきた織くん。



織くん……織くん。あっ!



「織くんごめんっあたし……っ」



あのまま寝ちゃったんだ!



「いいよ、全然」



にっこり笑ってくれる織くんだけど、あたしは笑えない。



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