甘い心はあなた一色




しかも眠っちゃっても何も起きなかったってことは、あたしに魅力がなかったってことでしょ?



そんなの悲しすぎるよぉぉ!!



「……紗英子さん、悪いけど俺そんなにいいヤツじゃないよ?」



「え?」



「俺が手、出してないと思ってるんでしょ?ちゃっかり出してるから」



「えぇ!?」



織くんが口にしたら、どんな台詞も全然いやらしく聞こえないのがすごい。



って違う!なにそれどういうこと!?



「ちゃんとご褒美、もらったから」



「えっ……んっ」



チュッとキスを落とされ、あたしはもう真っ赤。



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