甘い心はあなた一色
か、可愛い……!可愛いすぎるよっ!
「紗英子さん、ケーキ好きなの?」
頭の上で織くんの声が聞こえる。
「うんっ。可愛いし美味しいもん!」
それに、クリスマスっていったらケーキだよねっ。
あたしのメインのお楽しみはケーキだもん。
「じゃあ、買う?」
「え?」
「俺の家で食べよう。どれがいい?」
選んで、と織くんもあたしの隣にしゃがんだ。
「いいの?」
「当たり前だよ。ほら、どれにする?」
本当に?やったぁぁ。