あたしと寮と狼先輩。





安斎先輩についていくと、寮を出て裏道のようなところを進んで行く。



『どこ行くんですか?』





前を歩く先輩に問いかけると、

「俺のとっておきの場所です」


と、ニコッと笑った。





とっておきの場所…?

考えてもわからないので、素直についていくことにした。












「ついたよ、歩かせちゃってごめんね」






安斎先輩が連れてきてくれた場所。

それは、



『うわぁ…綺麗…』



満開の桜が何本も立っているとても綺麗な場所だった。



夕日と桜がすごく合っていて、なんだか心がほっこりする。






「綺麗でしょ?ここは俺のお気に入りの場所なんです。」



そう言うと、桜の木の下にちょこんと置いてある木製のベンチに腰掛けた安斎先輩。



それがものすごく絵になっていてついみとれてしまう。











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