あたしと寮と狼先輩。
『今出ますねー』
ワイシャツ姿だったあたしは、カーディガンを羽織ってドアに向かった。
ガチャ------
『あ、こんばんはです』
「こんばんは、宮間さん」
ドアを開けると、私服姿の安斎先輩が立っていた。
うおおおお…
ジャージ姿も様になっている…
『突然どうしたんですか?』
安斎先輩があたしに用事…?
なーんにも思いつかないんだけども。
「宮間さんとお話したくて。少しでいいので俺に付き合ってくれませんか?」
いつものふわふわした雰囲気の安斎先輩とは何か違う感じがした。
話し方とか言葉遣いは変わってない。
けどなんか、違うよ。うん。
まあ先輩とは出逢ったばかりだからなんとも言えないけど…
断る理由もないし、あたしは安斎先輩とお話するために部屋を出た。