あたしと寮と狼先輩。





先輩の頭には、はてなマークが浮かんでいるようだ。


うーん、なんて言えばいいのかな…




『えっと…あたしはただの後輩ですし、桐原先輩達と話してるままであたしに接してほしいというかですね』



うまくまとめられない。
もっと国語勉強しておけば良かった…



すると隣からクスッと笑う声が聞こえてきた。





「宮間さんは本当に優しい人ですね…

じゃなくて…ありがとう。それじゃあ、敬語やめようかな」



先輩の笑顔はやっぱり桜に負けないくらい華がある。

こりゃ、騒がれますよね…







『いやいや、こちらこそ気を遣わせてしまってすみませんでした…

それで、先輩のお話ってなんですか?』



あたしの話はすぐ終わったし、メインは先輩のお話だ。


わざわざ呼び出すくらいだから、重大なことなのだろうか…






「あー、うん。あのね…お昼のことなんだけどさ」



と話を切り出した先輩。

お昼のこ、と………?

お昼お昼お昼…



あっ!あたしが窓から見てたこと、ばれちゃったのかな…?

楓先輩結構大きな声であたしの名前呼んじゃってたし。





でもそれがどうしたんだろう。










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