あたしと寮と狼先輩。
「宮間さん、窓から俺たちのこと見てたでしょ?楓が宮間さんのこと見つけて喜んでたんだよすごく。
でも…すぐに窓閉めちゃったからさ。
俺、嫌われたのかなあとか思って」
……………………え?
ちょ、ま、待って。
『そ、それは違います!先輩の勘違いです!100%勘違いです!』
さっきと同じ笑顔なのに、なんだかとても寂しそうで。
…先輩のそんな顔みたくない。
あたしはなんでかわからないけど、必死で勘違いだということを伝えた。
「じゃあ何ですぐに窓閉めちゃったの?」
うっ………………
だってそれは…
『は、恥ずかしかったんです…』
「えっ?」
『楓先輩が思い切り名前呼ぶからみんなの注目はあたしに集まっちゃうし。
先輩達が校内で有名だなんて知らなかったし…
なんか、恥ずかしくなっちゃって窓閉めたんです………』
あたしは本当のことを言った。
勘違いされたままじゃ嫌だもん。