あたしと寮と狼先輩。




ゴロゴロゴロ………



『ひゃあッッ…!』


いちいち雷にびびるところなんて、誰にも見せたくなかったんだもん…



まあ今ので桐原先輩には完璧見られた。

はあ…
恥ずかしい。







『あ、の、先輩…?
なんであたしの部屋に来たんですか?』



勝手に人の部屋入って来たかと思えばなんか不機嫌な顔してるしさ。
ものすごく大きい溜息つくしさ。

あたしなんかしちゃったのか…?

でも桐原先輩とそんなに話してないし。

あーもう!わけわかんない!



1人で頭を悩ませていると、また溜息が聞こえてきた。


「お前さ、馬鹿なの?」



ドアの前にいた先輩は、あたしのいるベットまで歩いてきた。





『だ、だって…!突然部屋に来られても』
「雷、怖いんじゃねえの?」



そう言うと、あたしの肩に何かを掛けてくれた先輩。

それはさっきまで見ていた黒いジャケットで。



どうしてあたしが雷苦手なこと、先輩は
知ってるの………?











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