あたしと寮と狼先輩。
『か、楓先輩…?あの…』
とにかく、この状況の説明をしないと桐原先輩が変な誤解をされたままになってしまう。
もう一度、先輩の名前を呼ぼうとしたときだった。
ドスッ-----
楓先輩が桐原先輩のお尻を思いっきり蹴った。
何かの罰ゲームよりも痛そう………
じゃなくて!!!!
『ちょ…!何やってるんですか?!』
あたしは急いでベットから降りて、楓先輩の前に立った。
「いってえ…………」
今の蹴りで目を覚ました桐原先輩は、腰回りをさすりながら体を起こした。
そりゃあ痛いよ…
すごい音したもん…
あたしとあたしの後ろに目線を動かした桐原先輩。
「なんでてめえがいるんだよ」
「はあ?それはこっちの台詞!何で凛ちゃんと一緒に寝てんだよ!」
あーあーあー…
口喧嘩が始まってしまった。
あたしを挟んで睨み合ってる2人。
「お前には関係ねえ」
いつもよりも低い声でいつもより眉間にシワが寄っているからか、ただのヤクザにしかみえない。