午前0時にキスして
宙に浮いていた私は廊下に降り岡田物産のドアを通り抜けると目の前にはずら~っと並べられたデスクに耳にチェンジャーをつけたリーマンがバタバタとしていた。
どこにいるのかな?
止めていた足を動かし病院で見た顔を探す。
「篠原さん~この、チョコレートソースどれぐらい発注するんですか?」
背中越しから誰かが篠原さんと呼んだのに気づき、体の向きを変える。
……居た、この間の人。
フロアーを歩き、デスクに座ってPCと睨み合っている篠原さんの横に立った。