午前0時にキスして
もう一度那智さんを見つめ、なんとか理解しようと眉間に皺を寄せる。
「ッタク...相変わらず鈍い奴だ」
鈍くて悪うございました。
ぷんっと顔を横に向けると2人で作った肉じゃがに指をさし、そのまま上にずらすと口の前で止めた。
やっとわかった!
ニカっと笑い、箸を持つと肉じゃがを取り、そのまま那智さんの口の中へ
「美味い」
「そうでしょ、私が作ったんだもの」
「違うだろ」
「え、私が作ったんだよ!」
「味を確かめたって事は俺が作ったんだ」
た、確かにそうだけど...き~悔しい