午前0時にキスして



「凪とは、どういった関係だったのでしょうか?」

「タダの親しい友人だったと言えば理解してもらえますか?」

篠原さんは、軽い溜め息を吐くと煮え切らない様子で那智さんを見つめてから目の前にある、お茶に視線を落と口を開ける。

「実は凪のアパートから出て来るのを見た事があるんです」

「友達ですからね、出てきますよね?」

それから篠原さんは、似たような質問ばかり那智さんにぶつけ、ちょっと間が空いたところで宙に浮いていた私は那智さんにサインを送った。

「篠原さん、聞きたい事が俺にもあるんです」
「なんですか?」

「凪と結婚したいと思ったのは、いつ頃からです?」
「半年以上前です」

それって付き合ってから間もない頃だよね?


< 167 / 328 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop