午前0時にキスして
そうよそう、那智さんなら私の事何でも知ってるし、蒙古斑も……
売れ残ったら貰ってやるってどういう意味なの?
「もう~冗談ばかり~」
那智さんの顔に向け舌をペロッと出してからニコッと笑った。
「お前、相変わらず、面白いな、取りあえずニキビは無くなってるんだから、良しとしようか」
ベッドに寝ている私を元に戻し、毛布を掛けると那智さんはズボンのポケットからグロスを取り出し私の唇に軽く乗せ、頬を撫で
「頑張れよ」そう言って宙に浮いている私の手を引き寄せると頭を撫でた。
那智さん、ありがとう、凄く嬉しいよ。
ちょっとだけドキドキした胸を落ち着かせ帽子を深く被ると病室を後にしたのだった。