恋唄を唄いながら。
青夜は何にも言ってくれないからわからないけど…

あ、考えてみれば初めて会った時も1人だったよーな…

そーいえば…青夜の家には今まで1度も行ったことないかも…


なんか行ってしまったら全てが終わりそうな気がしてずっと行けなかったんだ。


家庭の事情とかに口を挟まれるのって嫌だしね…私もそうだし…


なんて気難しいことをしばし考えた。


そしたら勘のいい青夜は『どうした?何か考え事?』と私の顔をまじまじと見ながら言ってきた。

ちょ…顔近くない?



「ばかあや。」マフラーに顔を沈め、呟いた。私は今顔が赤いだろう。




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