月夜の桜
大樹「お待たせ~。紅茶しかなかったけどいい?」
静香「全然いいよ。紅茶大好きだから。」
大樹「よかった。そうそう静香に渡したいものなんだけど、その前に目を閉じて。」
静香「大樹がそういうならそうするね。」
そして私はそっと目を閉じた…。
すると大樹は、私の手を握ってきて、指に違和感を感じた。
そして大樹の「いいよ、目を開けて。」という言葉とともに目を開けた。
静香「大樹…これって…。」
私の指には、リングがはめられていた。
一瞬何が起きているのかわからなかった。
すると大樹は…。
大樹「いきなりでごめんね。どうしても渡したくて…。」
静香「…。」
戸惑いを隠せない私…。どう答えればいいのかわからない…。
そんな時、大樹は私にこう言ってきた。
大樹「実はね…出会った時から静香のことが好きで、できたら今日から俺と付き合ってくれないかなって思っていたんだ。」
静香「大樹…私なんかでいいの?もっと他にいるのに…。」
大樹「俺は、静香じゃないとダメなんだ!」
そういって大樹は、私のことを強く抱きしめてくれた。