月夜の桜

約束どおり、2~3分で戻ってきた。

大樹「お待たせ!さっ二人きりになれる場所行こうか。」

静香「どこに行くか最初に教えてよ。」

とっさに、その言葉が出てきたとき、大樹に嫌がられるんじゃないかという不安に駆られたけど、大樹の反応は…。

大樹「今から、俺の家に行くよ!」

静香「いきなり何言い出すのさ(笑)」

怒られるかと思ったけど、優しい言葉をかけてくれた大樹が好き…。
何言ってんだろうか…。
そんな感じで大樹の家に着いてしまった。

大樹「少し汚いかもしれないけど、あがって。」

静香「お邪魔します。」

部屋に入ってみると、思っていたより綺麗でびっくりした。

静香「凄い綺麗じゃん!想像していたより綺麗。」

大樹「ありがとう。とりあえずお茶入れてくるね。」

静香「わかった。」

久しぶりの男の人の家。
かなり、緊張している自分がいる。
だけど、この後まさかこんなことになるとは思いもしなかった。
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