強引男子のイジワルで甘い独占欲


「眞木は私がモテると思ってるの?」

何を心配してるんだか知らないけど、私は万人に好かれるタイプでもないし、モテる分類には含まれない。
自分で言うのも悲しいけど、強気の性格が災いして中学の頃までは異性としてさえ見られていなかった事が多かったと思う。

付き合っても気が強いだとかいう理由で振られたりもしたし、性格が顔つきにまで出てるのか、生意気そうだなんて理由で敬遠された事もある。

そんな私と付き合ってくれていた慎司も、結局、二年も一緒にいた私よりも朋絵を選んでしまったわけだし。
あの時、選んだ女が朋絵ってなった時点で、ああそういう事かと不覚にも納得してしまっていた自分もいた。

朋絵が私にはない、素直さだとか従順さを持っているのを知っていたから。

結局私は毎回同じ理由で嫌われて捨てられるのか、といよいよ少しくらいは性格を見直さないとダメかもしれないと思ったりもしたのは、まだ記憶に新しい。
だけど、それもその時だけで、時間が経つにつれそんな思いはどこかに消えていってしまい、今も強気で可愛げのない性格は続行中だ。

つまりは、私は可愛げも素直さもない女。おまけに生意気。
そんな私がどうやってモテるっていうんだろうと、眞木の目を疑ってしまう。


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