強引男子のイジワルで甘い独占欲


「おまえに興味はあるけど、興味本位じゃない」
「……興味と興味本位ってどこか違うの? 同じようなものでしょ」
「興味本位はただ楽しがってるだけで、興味は好意的な意味合いだろ、確か」
「好意的……?」
「だから俺はおまえの事おもしろがって聞いてるわけじゃなくて、心配して気にしてやってるんだろ」

だろって言われても、ああそうなんだと素直に聞き入れる事ができずに戸惑う。
だって眞木が私に好意的だなんて一度も感じた事がなかったから。

もちろん、眞木は多分、恋愛感情だとかそういう好意的なわけじゃなく、友人だとか同僚としての好意的って意味合いでその言葉を使ったんだろうけど……。
それにしたって、顔を合わせる度に口論手前までいきそうになっている私を好意的だと思っているなんてと驚いてしまった。

「眞木って、友達いないの?」
「は?」
「女には言い寄られてばっかりで友達関係にはなりづらいかもしれないけど、男友達ももしかして少ない?」
「多くはない方だけどなに?」

なにって聞かれて、返答に困る。

私の事を友達だと思ってくれている眞木に対して。
そんな仲良くもないのに友達だと思ってるから、なんて事は絶対に言えない。

だから、なんとなく、とだけ答えて残り半分になったメロンパンを口に運んだ。


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