強引男子のイジワルで甘い独占欲
仕事の話とかを聞いていても、そんなストレートな文句をメーカーさん相手に言ったのかだとかはよく思う事のひとつだ。
持っている意見が正しいとしても、それでも自分の意見をそのままぶつけられる人って少ないのに、眞木はそれをできてしまう人だ。
遠慮って言葉を知らないだけかもしれないけれど、仕事の上では眞木が持つ意見が会社としての意向と合致しているから成り立っているのかもしれない。
上司に感謝するべきだって話をしたら、それは分かってるっていつか言っていたから、その辺は眞木本人も理解しているみたいだけど。
なんだかんだ言ってみんな眞木には甘い気がしてならないけど、それだけのものを眞木が持っているって事なのかもしれないと最近になって思うようになった。
外見だけじゃなく、人を惹きつける何かを。
「なに、急に。別になにもないよ」
「おまえの早口否定は嘘ついてる時だってこないだ言っただろ。
成長しないな」
「言われたところで20年以上もそのクセできたんだから今更すぐには変えられないでしょ」
「隠されてるのも嫌だし言えよ」
「別に隠してるわけじゃないでしょ。ただ、私の問題だから言わないだけで」
「言ったところで協力しようってつもりじゃないんだから、問題ないだろ」
「……じゃあなんで聞きたいの?」
まさか興味本位?と笑うと、眞木は真顔で私を見て、いや、とそれを否定する。